懐かしい味に音や光景が思い浮かぶ。長崎の夏の風物詩『ちりんちりんアイス』
2024.06.22
長崎の街角で見かける『ちりんちりんアイス』の青い屋台。昭和の頃から地元の人たちに愛され続けている夏の風物詩です。『ちりんちりんアイス』は棒付きのアイスキャンデーなどと同じ氷菓ですが、柔らかくて食べやすいのが特徴で、今も観光地では屋台で販売されて人気となっています。大きな容器に入った昔懐かしいバニラ風味のプレーンアイスとコーン、限定のマンゴーを含むカップ入りの6種類、合わせて7種類のアイスをセットにした「旅サラダマルシェ限定 ちりんちりんアイス・特別セット」をご紹介します。
【コレうまポイント】
③ 限定のマンゴー味入り! 長崎の魅力も詰まったカップアイス6種類
【コレうまポイント①】昭和から続く懐かしい光景。長崎の街角で開くアイス屋さん
『ちりんちりんアイス』の『前田冷菓』の創業は1960年(昭和35年)。当時は、行商のお豆腐屋さんや八百屋さん、紙芝居さんが鐘やラッパの音が鳴らして商売をしていました。『前田冷菓』がアイスを販売する屋台でもちりんちりんと鐘を鳴らしてお客さんを呼び込んでいたことから、『ちりんちりんアイス』と呼ばれるようになりました。
『ちりんちりんアイス』は今も3月中旬から11月末ごろまで眼鏡橋やグラバー園登り口など長崎の観光名所などで販売しています。鐘こそ鳴らしていませんが、青い屋台の姿は当時から変わっていません。長崎の人や観光で訪れた人だけでなく、多くの人が懐かしさを感じる光景です。
【コレうまポイント②】さっぱりと美味しいプレーンでバラ盛りにチャレンジ
屋台では主にプレーンアイスが販売されています。しゃりしゃりとした軽くなめらかな口当たりで、甘さもさっぱり。
『ちりんちりんアイス』の特徴は、その盛り付け方にもあります。コーンの上に花のように盛り付ける方法で、バラ盛りと呼ばれています。ベテラン販売員さんが盛り付ける手つきはまるで魔法のようです。
今回、プレーンアイスは10個分相当950mlの容器入り。アイス用コーン10個と金属製のミニヘラもセットになっているので、ご自宅でアイスのバラ盛りにチャレンジできます。
バラ盛りのコツは、アイスを出来るだけ薄くとり、先に盛り付けたアイスと互い違いになるように少しずつずらして重ねていくこと。そして重ねるごとにヘラの角度を少しずつ外側に広げるようにすること。販売員さんが作るように上手にはできなくても、たのしくて美味しい時間になることは間違いありません!
【コレうまポイント③】限定のマンゴー味入り! 長崎の魅力も詰まったカップアイス6種類
『ちりんちりんアイス』では直売店や九州のスーパーで、地元長崎の農産物やゆかりのある味のアイスをカップに入れて販売しています。
「旅サラダマルシェ限定 ちりんちりんアイス・特別セット」には6種類のカップアイスが入っています。長崎県産で幻の果実とも言われる柑橘の「ゆうこう」、長崎県東彼杵町で栽培される上質な茶葉だけを使った「そのぎ茶」、長崎特産のびわをふんだんに使って風味豊かに仕上げた「びわ」、日本では出島に最初に伝わったとも言われる「チョコ」、昭和30年代に販売されていた味を復刻した「バナナ」。
そして6つ目のフレーバー、「マンゴー」は長崎県産マンゴーを30%以上配合。2023年に誕生して、直売店とマンゴー生産者のお店だけで販売されている限定品で、今回特別にセットに入っています。
どのフレーバーも素材の風味はそのままにさわやかな味わいに仕上げられています。もちろん食感もプレーンアイス同様しゃりしゃり感があってなめらかです。
長崎の風景に長く溶け込んできた『ちりんちりんアイス』。カップアイスのパッケージも屋台と同じ青いデザインが印象的です。実はプレーンを含む7種類のアイスはどれも、一般的なアイスに比べるとカロリーが低めで、コーンに盛り付けた状態のプレーンアイスは1個あたり約80Kcalです。これからの暑くなる季節に、長崎から届く懐かしさたっぷりのアイスをご自宅で楽しんでみませんか?