和歌山県串本町『闘龍丸水産』から届く貴重な味!幻の高級魚、クエ鍋セット
2023.08.26
幻の高級魚とも呼ばれるクエ。紀伊半島の先端、本州最南端の町、串本町は貴重な天然のクエが一本釣りで獲れるスポットとして、釣りの愛好家たちに人気です。『闘龍丸水産』はクエを狙う釣り人をサポートしてきた釣り船の闘龍丸が母体の鮮魚店です。店主の荒堀貴弘さんは、「クエの美味しさは言葉にするのが難しいのでまずは食べてみてほしい」とクエ鍋に適したセットを販売しています。脂が甘い白身はプリッとした食感。旨みの詰まったアラもたっぷり入っています。
【コレうまポイント】
②神経締めのあと、ひと晩寝かせる。脂の旨みを全体に馴染ませる捌き方
【コレうまポイント①】天然のクエが持つ脂の甘さとアラから出る出汁の旨さ
和歌山県串本町の『闘龍丸水産』は地元の人に向けた販売のほか、全国の飲食店に向けて串本で揚がった新鮮な魚を発送しています。闘龍丸という釣り船の運営も行う店主の荒堀貴弘さんが2年前に始めました。
鍋にして食べることが多いせいか、クエは冬の魚というイメージがありますが、実は7月と8月が最も脂がのっていると荒堀さん。「クエの脂は甘く、他の魚とは違う独特の旨さがあって言葉にするのが難しい」とのこと。しっかりした身はコラーゲンを多く含んで、プリッとした食感も魅力です。
今回のクエ鍋セットは、身の部分が約450グラムとアラの部分が約350グラム。鍋として食べるときは、昆布出汁にまずアラを入れて煮たたせ、それから野菜と身を入れて召し上がれ。アラから出る出汁と昆布の旨味が組み合わさり、野菜にも染み渡って美味しくいただけます。
【コレうまポイント②】神経締めのあと、ひと晩寝かせる。脂の旨みを全体に馴染ませる捌き方
そもそも貴重で大型の魚、クエ。骨が硬く特殊な方法で捌かれるので、串本でも捌ける人はそれほど多くはないとのこと。その貴重なクエをいかに美味しくするかは鮮魚店の腕の見せ所です。『闘龍丸水産』では生きた状態で神経締めを施します。新鮮な状態を長く保つため、魚の神経を抜く締め方です。締めた状態で1日寝かせるのもポイントです。これによって脂の旨みが魚全体に行き渡ります。
捌いた後はマイナス60度で急速冷凍。新鮮な美味しさを閉じ込めています。鍋用のセットでは身の部分は厚く切り、わざとアラに身が残るように捌いています。骨の周りについた身の美味しさや鱗が取り除かれた皮がもつ独特の歯応えも楽しめるセットです。
【コレうまポイント③】1カ月に多くて20匹。出回ることが貴重な釣り人憧れの魚
夏のクエは20キロほどのものが主流です。やはり幻の高級魚と言われるだけあり、旬の時期でも毎日水揚げされるわけではありません。延縄漁で獲れることもありますが、ほとんどが一本釣りで釣り上げられます。憧れの魚、クエを釣りたいと釣り愛好家が主に大阪や京都からやってきます。しかし、釣り人たちの間でも一生に一度釣り上げられるかどうかと言われているのだとか。
旬である7月、8月でも釣れるのはひと月に10~20匹程度です。もちろん釣り人は憧れの釣果を持ち帰るので、出荷できるのはその中でもわずか。実に貴重な魚が今回旅サラダマルシェを通してお手元に届くことになっています。
コラーゲン豊富な白身の高級魚、クエ。『闘龍丸水産』では、毎年お正月に食べるために取り寄せるというリピーターもいるそうです。冷房の効いた部屋で鍋を囲めば、夏の暑さに疲れた身体にその美味しさが染み渡ります。冷凍庫で日持ちするので、涼しくなるのを待つのもいいでしょう。クエだけが持つ、食べてみないとわからない独特の味と食感! この機会に味わってみてはいかがでしょうか?