佐賀県唐津市|また来たくなる、海のまち。味も、人も、唐津。
2026.06.27
アムステルダムは言わずと知れたオランダの首都。世界遺産にも登録された環状運河地区を含む150以上の運河が流れ、その美しい街並みから「北のヴェネツィア」の異名を誇ります。昼と夜とで全く異なる表情を見せるのも、アムステルダムの魅力です。
アムステルダムの観光ルートといえば運河クルーズ、アムステルダム美術館やゴッホ美術館、「アンネ・フランクの家」などが王道ですが、初心者にはなかなか辿り着けない知られざる見どころも、この街にはたくさん詰まっています。
本記事では、日本とオランダを繋ぐ架け橋としての活動を行う現地在住ガイドの桑原さんが、「ここは押さえておいてほしい!」と推薦するアムステルダムのオススメスポットをご紹介。ガイドブックには載っていない街歩きを楽しみたい方、必見です!
— オランダ現地ガイドの紹介 —
桑原真理子さん
日本人の父とオランダ人の母を持ち、2003年に渡蘭後、リートフェルト・アカデミー美術大学を卒業。在学中より翻訳および通訳業務を定期的に行い、卒業後はコーディネーター兼通訳者として、テレビ取材や企業視察などの現地サポートを手がけている。
— アムステルダムエリアMAP —


「旧教会(Oude Kerk)」は1306年にローマ・カトリックの聖ニコラス教会として献堂された、アムステルダムに現存する最も古い建造物です。1566年には宗教改革期の「聖像破壊運動(Beeldenstorm)」の舞台となり、その後は新たな宗教思想の影響を受けて、次第に簡素で落ち着いた外観へと変化していきました。

元々は小さな礼拝堂だったものが時代とともに教会にアップグレードされ、その後何世紀にもわたって増築や改修が繰り返されたのち、現在見ることのできる姿へと形づくられたのがこの「旧教会」です。
なお旧教会と対になる存在として、アムステルダムの中心・ダム広場には「新教会」があります。15世紀ごろの市民は新しく建てられた教会を新教会、昔からある教会を旧教会と呼び、その名残が今に残っているとされます。

現在では歴史的建造物として保存される一方、定期的にコンサートや現代アートの展覧会なども開催され、アムステルダムを代表する文化施設となっている旧教会。4月から10月末までの期間(2026年は4月25日〜10月31日)は通常の見学のほか、塔のガイドツアー(英語もしくはオランダ語)に参加することもできます。
また、かつての祭具室(聖具保管室)を利用したカフェ『De Koffieschenkerij』が併設されており、コーヒーやケーキ、軽食やランチを楽しめます。中庭には緑豊かなテラスが広がり、まるで賑やかな市街地に佇むオアシスのよう。旧教会の見学前後に立ち寄れる隠れた名所です。
【ツアー開催日時】
水曜〜土曜日 / 13:00、14:00、15:00、16:00
日曜日 / 13:30、14:30、15:30、16:30

アムステルダム中心部の運河沿いにあるベーカリー「ランスクローン(Lanskroon)」は、4代続く家族経営のベーカリー。100年以上の歴史を持つ、地元住民から愛される名店です。

ランスクローンの名物はワッフルですが、これは我々日本人が一般的に想像するワッフルとは別モノ。オランダ発祥の伝統的スイーツ「ストロープワッフル」は、薄く焼いた円形のワッフル生地の間にシロップを挟んだものです。言われなければうっかりクッキーかゴーフルに見間違えちゃいますよね?
オランダでも最近は、観光客向けにカラフルなトッピングやチョコレートコーティングのワッフルが販売されています。そこへきてランスクローンのワッフルは、はちみつキャラメルやコーヒーキャラメルを挟んだ、伝統的なスタイルが特徴。

職人の手によって丁寧に作られた素朴で本格的な味わい、そして品質の高さは広く認められており、オランダのフードライターからは「アムステルダムで最も本格的なストロープワッフルの一つ」と評されることも。

もちろんワッフル以外にもケーキやパン、ジェラートなど品揃えは多様で、見ているだけで幸せな気持ちになります。「観光客が増え続ける現在でも、地元アムステルダム市民にとって親しみのある憩いの場であり続けているのは、この店の大きな魅力の一つです」と語るのは現地ガイド・桑原さん。本場の味を知りたいならランスクローンで決まり。

「マリー・ステラ・マリス(Marie-Stella-Maris)」は2011年にアムステルダムで誕生したライフスタイルブランド。ハンドソープやボディケア製品、ルームフレグランスなどを展開しており、洗練されたデザインと上質な香りでオランダ国内外から高い人気を集めています。

元々はミネラルウォーターの販売からスタートしたというブランドの理念は「すべての人に清潔な水と衛生環境を」。売上の一部は世界各地の水関連プロジェクトに寄付されており、サステナビリティと社会貢献を大切にしていることでも知られています。
商品ラインナップはハンドソープ、ボディケア用品、ディフューザー、キャンドルなど多種多様。上質な香りとシンプルで美しいデザインはオランダらしさに溢れ、お土産やギフト、自分用のご褒美としても大変人気が高いです。

なかでもブランドの代名詞ともいうべき香りが「Objets d’Amsterdam(No.12)」です。グリーンティー、シトラス、セージを組み合わせた爽やかで清潔感あふれる香りは、アムステルダムの街並みや運河をイメージして作られたもの。何を買えばいいか迷ったら、ひとまずコレをチョイスしておくべし!
上品でハイセンスなデザインと香り、そして社会貢献の理念を兼ね備えたMarie-Stella-Marisは、そのスタイルそのものが「アムステルダムらしさ」を体現しているかのようです。オランダならではのお土産を探している方、ぜひ立ち寄ってみてください。
オランダ最大の都市であるアムステルダム。商業と交易で栄えたこの地は、17世紀ごろには「世界で最も裕福な都市」と呼ばれ、その優美かつ荘厳な面影は今も街の至るところから感じ取ることができます。
アムステルダムへは日本から直行便が運行しており(2026年6月現在)、所要時間は約12〜14時間ほど。オランダ観光といえば外せないのが世界遺産「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」ですが、アムステルダムから電車で約1時間半と好アクセスです。
またドイツ、ベルギー、フランス、イギリスなどへもほど近く、西ヨーロッパを周遊するルートの一部に加えるのもオススメ。運河と芸術と花の都・アムステルダム。コンパクトながら見どころがたっぷり詰まった魅惑の都市を、夏休みの旅先候補にぜひ加えてみて。
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