榎本美沙|産地で味わう~次のレシピが生まれる旅~
[PR] | 2026.09.02
多民族国家であるシンガポールは様々な文化に触れられる反面、日本からの移住者も多く、旅行先としてのハードルは低めというハイブリッドな街です。また国民1人当たりのGDPは世界トップクラス。アジアを代表する極めて豊かで治安の良い国として知られます。
そう聞くと「旅行費が高いのかも」と萎縮しそうになりますが、さにあらず。現地の人が集うホーカーセンター(屋台街)やチャイナタウンを利用すれば安価でおいしい食事をいただけるし、有名なマーライオンやネオン煌く夜景の数々は全て無料で見ることができます。リッチな旅・リーズナブルな旅どちらにも対応してくれるのが、シンガポールの懐の深さといえるでしょう。
本記事では、そんなエキゾチックな街・シンガポールをよく知る旅サラダガイドが、普通に旅していたのではまず辿り着けないオススメのスポットを紹介してくれます。日本から6〜7時間で行ける東洋の真珠・シンガポール。次の連休の行き先候補に加えたくなるはず!
— シンガポール現地ガイドの紹介 —
児玉菜穂子さん / 菊地寛子さん
2005年設立の制作プロダクション会社Asia Media Network Communications Pte Ltd(https://asiamedia.biz/company/)の共同経営者。シンガポール航空の機内誌「シルバークリス」の編集プロダクションから始まった同社は、徐々にTV、WEB、雑誌などマルチメディアのコーディネーションへとフィールドを広げる。今年で21年目を迎え、TV各局、大手出版社、広告代理店、企業PR動画のコーディネートで定評がある。
— シンガポール・デンプシーヒルエリアMAP —

今回、旅サラダガイドが「シンガポールでぜひ楽しんでほしい」と太鼓判を押すのが、イギリス植民地時代の影響を色濃く受けて、特に欧米人に人気の「デンプシー・ヒル」エリアです。
おしゃれなカフェやライフスタイルショップが並ぶデンプシー・ヒルですが、1850年代にはナツメグ農園、1860年代〜は英国軍の兵営(タングリン・バラック)、1970年代〜は国防省・兵役招集センター、2000年代〜はリノベーションと再開発……といったふうに、歴史的にいくつかの変遷を経て現在の姿になったのだそう。
本記事はデンプシー・ヒルおよびその周辺エリアにスポットを当てた内容となっています。センス抜群のライフスタイルショップ、アンティークショップ、ギャラリー、カフェ、レストラン、バーなどが並ぶ街を、シンガポールに住んでいる気分で歩いてみてください。

デンプシー・ヒルと隣接するボタニック ガーデンは「人、植物、場所をつなぐ」を使命に掲げる植物園。熱帯植物学・園芸学の研究拠点として発展すると同時に、世代を超えて人々が集い、交流し、思い出を育む市民の憩いの場として親しまれてきました。またパラゴムノキをはじめとする経済的価値の高い植物の導入・普及に貢献したことも、シンガポールの歴史を語るうえで欠かせません。

約82ヘクタールの広大な敷地を誇る現在のボタニック ガーデンは、国際的な観光地である一方、熱帯植物学や園芸学における研究、教育、保全の重要な拠点でもあります。園内にはヤシ、ラン、ソテツ、ショウガなど、東南アジアを代表する植物群の貴重な生きたコレクションが1万種以上も保存され、世界各地の植物学者による地域植物相の研究を支えています。
19世紀から続く歴史的な庭園景観が良好な状態で残されていることも大きな特徴で、シンガポール最古の装飾的な湖をはじめ、伝統的な樹木や原生熱帯雨林の面影を残すエリアが広がり、都会の中心にありながら豊かな自然を感じられる空間となっています。

またオーチャード・ロードのショッピングエリアから徒歩約10分という便利な場所に位置しているのも嬉しいポイント。都市と自然が隣り合う、シンガポールならではの景観を象徴する場所といえるでしょう。こうした歴史的・文化的・科学的価値が評価され、2015年7月4日、ボタニック ガーデンはユネスコ世界遺産に登録されました。

熱帯地域にある植物園としては初めて世界遺産リストに登録された植物園であるボタニック ガーデン。「人、植物、場所をつなぐ」という使命は、豊かな植物コレクションと歴史的景観、そしてそこを訪れる人々の営みの中に今も息づいており、早朝や夕方は地元の人々がランニングや散歩を楽しむ様子が多く見られます。
市内散策に疲れたら、休憩がてらに訪れてみては?

和洋中、さまざまな種類のレストランがひしめくシンガポール。その中でも、旅サラダガイドが「特に紹介したい」とオススメするのが「Violet Oon At Demps Hill」です。

15世紀後半からマレーシアやシンガポールに移り住んだ中華系移民との子孫たちが、中国、マレー、西洋の文化を融合させて築き上げた独自の伝統文化であるプラナカン文化。そのプラナカン文化の料理は、中華料理とマレー料理の技法が合わさった、ココナッツミルクや香辛料を多用するスパイシーで深い味わいが特徴です。

インテリア・食文化ともに、マレー、中華、西洋の華やかさを凝縮した独特で優雅なレストラン・Violet Oon At Demps Hill。おすすめは前菜に「クエパイティ」、メインに「VOカリー・チキン」「ドライ・ラクサ」。そしてデザートには「ココナッツ・アイスクリーム」を。
本格的なシンガポール料理を味わいたい人は、ここを訪れておけば間違いないでしょう。
デンプシーヒルにあるおしゃれなチョコレート専門店「Mr. Bucket Chocolaterie(ミスター・バケット・ショコラトリー)」。ここからは旅サラダガイドが特にオススメするおみやげを3種類ご紹介します。

シンガポール名物と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、なんといっても薄切りのトーストにカヤジャムとバターを挟んだ伝統的な朝食「カヤトースト」ではないでしょうか。お店の一番人気は、なんと「カヤトースト」を再現した板チョコレートです。
カヤトーストそのものをお土産にするのは困難ですが、板チョコなら問題なし。思わずお土産のことを忘れて自分のぶんを選んでしまいそうな、非常に興味をそそられる一品です。

店内のDIYステーションでは、好きなベースチョコとトッピングを選んで自分だけのオリジナル板チョコを作ることができます。約20分〜1時間で完成するので、特別な人へのお土産に最適!

種類豊富で美しいボンボンショコラは、現地の人からも愛されるお店の人気商品。「Gula Melaka(ヤシ蜜)ココナッツ」「カヤ」など、東南アジアらしい味わいが楽しめます。
広さは東京23区ほどと小さな都市国家ながら、様々な民族と文化が融合し、東南アジアの地において唯一無二の存在感を放つシンガポール。近未来的な100万ドルの夜景と庶民の暮らしが隣接する、その絶対的オリジナリティは、空港に降り立った瞬間からあなたの心を掴むでしょう。
現在日本からシンガポールへは、東京・大阪・名古屋・福岡から直行便が運行しており、所要時間は約6〜8時間。LCCも多く就航しているので、気軽に、格安で訪れることが可能です。コンパクトな街ゆえ、週末旅行にも最適!
マーライオン、マリーナベイサンズ、チャイナタウン、リトルインディア、ラクサにカヤトースト……定番のシンガポールを満喫したあとは、今回ご紹介した知られざるシンガポールをのぞいてみてください。
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