岐阜県中津川市|栗のまちに、歴史とグルメと大絶景 ふらりと訪ねる、中山道の旅へ
2026.09.19
多民族・多文化が共存するシンガポールのなかでも、ひときわ異国情緒を感じられるのが、カンポン・グラム地区に広がるアラブストリート。黄金色のドームが印象的なスルタン・モスクを中心に、マレー文化の歴史を伝える建物やショップが並ぶ一方、少し歩けばハジ・レーンのストリートアートや個性的なショップにも出会える、伝統と新しいカルチャーが隣り合うシンガポールでもっともフォトジェニックなエリアのひとつです。
今回は、そんなアラブストリートをより深く楽しむために、現地を知り尽くした旅サラダガイドがおすすめする「観光」「グルメ」「お土産」をご紹介します。
— シンガポール現地ガイドの紹介 —
児玉菜穂子さん・菊地寛子さん
2005年設立の制作プロダクション会社Asia Media Network Communications Pte Ltd(https://asiamedia.biz/company/)の共同経営者。シンガポール航空の機内誌「シルバークリス」の編集プロダクションから始まった同社は、徐々にTV、WEB、雑誌などマルチメディアのコーディネーションへとフィールドを広げる。今年で21年目を迎え、TV各局、大手出版社、広告代理店、企業PR動画のコーディネートで定評がある。
— シンガポール・アラブストリートエリアMAP —


アラブストリートを訪れたらまず足を運びたいのが「マレー・ヘリテージ・センター」。19世紀に建てられた、かつてジョホール王国のスルタンの居住地だった「イスタナ・カンポン・グラム」を利用した施設で、建物そのものがシンガポールの重要な歴史を伝えています。黄色と白を基調とした優雅な外観と広々とした庭園も印象的です。

館内では、18世紀から現在に至るまでのシンガポールのマレー社会の歴史や文化を紹介。伝統工芸や衣装、生活様式、伝統芸能などの展示を通して、この地域がどのように発展してきたのかを知ることができます。さらに、館内や中庭ではマレー文化の伝統パフォーマンスやワークショップ、文化フェスティバルなども開催されており、展示を見るだけでなく実際に文化に触れられるのも魅力です。

アラブストリートというと、つい写真映えする街並みやショップに目が向きますが、この街の背景にある文化や歴史を知ってから歩くと景色の見え方がぐっと変わります。そんな意味でも最初に訪れたいスポットです。

スルタン・モスクへ続くブッソーラ・ストリート沿いにある本格トルコ料理レストランです。経験豊富なトルコ人シェフが代々受け継がれてきた伝統的なレシピをもとに料理を提供しており、香ばしく焼き上げたグリル料理からメゼまで、本格的なトルコの味を楽しめます。正式なハラール認証を取得しているのも特徴です。
おすすめは、テラス席でアラブストリートの雰囲気を感じながら食事を楽しむこと。モスクへと続く通りを眺めながら、チキンやラムのラップなどを気軽に味わえます。そして食後にぜひ試したいのが、トルコの伝統的デザート「クネフェ」。チーズを使った温かいスイーツで、食事の締めくくりにぴったり。

スルタン・モスクからすぐという抜群のロケーションなので、観光の途中に立ち寄りやすいのも嬉しいところ。食事をしながら、カンポン・グラムならではの異国情緒を味わえる一軒です。

アラブストリートで旅の思い出を「香り」として持ち帰るのならぜひ訪れたいのが「Sifr Aromatics」。19世紀の歴史あるショップハウスを利用した香水専門店で、少量生産の高級香水オイルや大豆ワックスキャンドル、エッセンシャルオイルなどを扱っています。店内には200種類を超える芳香オイルが揃い、それらを組み合わせながら一つひとつの商品を仕立てています。クラシックな香りと伝統的な香水づくりの技法を大切にしながら、現代的な感性を取り入れているのが特徴です。

さらに、この店ならではの楽しみが香水づくり体験。300種類を超える香料から好みの香りを選び、調香師のアドバイスを受けながら自分だけの香水をつくることができます。オーダーメイド香水のほか、香水やお香について学ぶワークショップ、日本語で参加できるワークショップなど、さまざまな体験プログラムが用意されています。

興味深いのは、この地域と「香り」の深い関わり。カンポン・グラムはかつて港町として発展し、メッカ巡礼へ向かう人々が旅立つ場所でもあり、香や数珠、衣服などが行き交う交易の拠点でした。香は礼拝や日々の清めなどにも使われてきたそうです。だからこそ、ここで選ぶ香りは単なるお土産ではなく、アラブストリートの歴史や文化まで持ち帰るような旅の記念品になるのです。
黄金色のモスクを中心に、マレー文化の歴史、異国情緒あふれる料理、そして現代的なカルチャーが混ざり合うアラブストリート。マレー・ヘリテージセンターでこの街の歴史を知り、スルタン・ターキッシュ・レストランで本格的な料理を味わい、最後はSifr Aromaticsで自分だけの香りを選ぶ。
そんなふうに巡ってみると、単に「写真映えする街」としてではなく、「さまざまな文化が受け継がれながら今も新しい魅力を生み出している場所」としてアラブストリートを楽しめます。
シンガポールの定番観光とは少し違う、異国情緒とローカルカルチャーに出会える街。次のシンガポール旅行では、ぜひゆっくり時間をとって歩いてみてくださいね。
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