えひめ香る地酒と、優しい、美しい、
楽しい、幸せのマリアージュ旅へ!
2023 Oct.
Today’s LOCORECO trip!
愛媛県は四国地方では最も人口が多い県。
東部の東予、中央部の中予、南西部の南予の3つの地域に分かれています。
今回は東予を代表する今治市と中予を代表する松山市をご紹介。
めぐってくれたのは、山之内すずさんです。
(文/兼子雄治・写真/鈴木大喜)
※営業時間や価格は、すべて取材当時のものです。
今治市・松山市について
【今治市】
人口:150,201人(2023年9月30日時点)
面積:419.14km2
豆知識:今治市の有名ゆるキャラは、2012年ゆるキャラグランプリの「バリィさん」。
【松山市】
人口:502,387人(2023年10月1日時点)
面積:429.40km2
豆知識:松山市のローカルヒーローは「マツヤマン」。「伝説のみかん」から作られた「みかんアーマー」を身に付けている。
今治市・松山市IMABARI CITY , MATSUYAMA CITY
今回訪れる今治市は愛媛県北東部の東予地方に位置している。今治市と尾道市を結ぶしまなみ海道があり、大島、伯方島、大三島などの島々を結んでいる。造船・今治タオルの地場生産が盛んなエリア。 また、松山市は愛媛県中部の中予地方に位置している。松山城を中心に発展して来た旧城下町で、道後温泉で有名な古くからの温泉地。俳人正岡子規や種田山頭火また文豪夏目漱石ゆかりの地で文学の街でもある。
INTRODUCTION
山之内すずやまのうち すず
Profile
2019年AbemaTVの恋愛リアリティーショー「白雪とオオカミくんには騙されない♡」の出演をきっかけに芸能界デビュー。 SNS総フォロワー数は約110万人。現在ではTVCM、地上波テレビ番組、更に女優として映像作品にも活動の幅を広げている。 衣装協力 MILKFED.
バーで味わう貴重なグルメと
一風変わった今治のソウルフード
さて、山之内さんがやって来たのは、今治市は大島幸港。大島は瀬戸内海に浮かぶ島で近くの島々との海峡は潮流も急で四国との間の来島海峡は急潮として知られているそうです。「こんな所で青春時代を過ごしてみたかった」とその雰囲気を楽しみます。
穏やかな天気の中、お散歩を楽しんでいると、なにやら海から山之内さんを呼ぶ声が。船で颯爽と登場したのは1人目のロコレコさん、漁師の渡邉将人さんです。「わぁ、海から登場なんて、すごいですね!」と山之内さんもテンションが上がります。
渡邉さんは、定置網の漁師でマナガツオやイカを獲る一方、牡蠣の養殖もしているそうで、たったいま獲ってきた牡蠣をみせてもらいました。「少し小ぶりに見えます」と言う山之内さんに「実はあえて小ぶりなんです。今まではイカダで養殖するのが主流でしたが、バスケットに入れて養殖していて波で転がるので角が取れ丸みがあるんです。小ぶりですがその分旨味が凝縮されています」とこたえる渡邉さん。
渡邉さんは漁師であるとともに、なんと登録者15万人超の人気チャンネル「瀬戸内海の漁師まさと」を運営するユーチューバー。大島と漁師、ひいては今治市をもっと知ってもらいたいという強い今治愛を持つ渡邉さんがレコしてくれるのは「今治でも珍しくてあまり食べられないもの」なんだとか。期待が高まります。
渡邉さんに連れてきたもらったのは、「CocktailBar ANCHOR(アンカー)」です。今治の特産物である柑橘や地元のお酒、カクテルが楽しめるバーでありながら今治の魚介や愛媛県産にこだわった創作料理が食べられる銘店です。お店に入る扉は隠し扉になっており、本棚が開く様なつくりに。趣向を凝らした内装も見どころなのです。
オシャレな雰囲気のお店に入るとオーナーの家常さんが迎えてくれました。なんと家常さんも「プロのお酒塾」という人気チャンネルを運営するユーチューバーなんだとか。すると早速、渡邉さんが「すずさんに海の幸を食べてほしいので、いつものいけますか?」とあるものをオーダーしてくれました。
渡邉さんが頼んでくれたのは、なんと穴子のお刺身。「新鮮でないと食べられないですし、なにより穴子をさばけるバーテンダーは全国でも少ないから貴重ですよ!」と渡邉さん。「身がピカピカしてるし、まだ動いていますね。新鮮だからこそですね」と目を輝かせる山之内さん。「あっさりしているけど、旨味があります。これはお酒にも合いそうですね」と貴重な穴子のお刺身を楽しみます。
つづいて渡邉さんがオーダーしてくれたのは「焼豚玉子ピザ」です。「焼豚玉子飯(写真左)って今治のソウルフードがあるんですけど、ここでは少しアレンジしてピザなんですよ」とのこと。「これは目と香りでわかる、おいしさです」と喜ぶ山之内さん。早速いただきます。「やっぱりおいしい。これは子供も大人も好きな味。一枚全部いけます!」と笑顔です。
「はじめは“カクテルバー”と聞いてこんなオシャレな所、入ったことないと思って緊張でしたが、お酒だけでなくこんなに美味しいものが食べられるなんて最高です」と大満足な山之内さん。海の街ならではのグルメと今治のソウルフードを満喫したのでした。
CocktailBar ANCHOR
渡邉 将人さん
Profile
愛媛県今治市の大島生まれ、大島育ち。漁師兼ユーチューバー。登録者数は15万人超。
ベールに包まれた特別な島で
ゆとりと感動の時間を味わう
次にであったロコレコさんは木曽千草さん。木曽さんは人材育成の研修講師をされているかたわら“愛媛県さくら大使”として愛媛県を盛り上げる活動をされています。ちなみに「美ST」第13回2022年美魔女コンテストTOKYOグランプリを受賞されている名実ともに美しいお方です。「美しい方がいらっしゃると思ってました。そういえば“さくらひめ”っていうのは?」と山之内さん。「愛媛県オリジナル品種のデルフィニウムというお花なんです。この花冠のお花です」と花冠をプレゼントしていただきました。
そんな木曽さんがレコしてくれるのは「馬島という島なんです。ワクワクと癒しがあって簡単には入れない魅力的な島です」とのこと。「ワクワクと癒し⁉すごく興味があります!」と期待が高まります。「きっと非日常の世界を楽しめると思いますよ」と案内していただくことに。
馬島は来島海峡大橋の中間に位置する島で江戸時代に今治藩が馬の放牧を行っていたことが島名の由来なんだとか。また、島へ行くには、しまなみ海道の来島海峡大橋の第二大橋と、第三大橋の間にある、アンカレイジ(吊橋のメインケーブルを固定させるための巨大なコンクリートブロック)についているエレベーターで降りていきます。「エレベーターで島へ行くなんて初めてです」とワクワクの山之内さん。
エレベーターを降りると下から橋を見上げることができます。「なんだか不思議な気分です。下から橋を見上げることなんて、なかなかないですよね」と、その非日常の感覚を楽しみます。ちなみに島内へはエレベーターで降りてくるほか、波止浜港からの定期船を利用して上陸することもできるそうです。
馬島の周回は約4km。島民は5名とのこと。「馬島はお店はおろか自動販売機もないんですよ。何も考えたくない時や何もしたくない時に本当に癒やしてくれるんです」と木曽さん。「すごく綺麗ですごく静かで本当に何時間でもいられそうです。癒やされますね」と山之内さんもこたえます。
ふたりで島内を散歩しているとなにやら洞窟がありました。「ここは干潮の時にしか入れない洞窟なんですよ。ちょうど今は干潮なので、入ってみましょう」と海の波で岩が削られてできた神秘的な造形の洞窟を探検します。「すごい体験!なんだか楽しいですね」と冒険気分を楽しみました。
洞窟のそばは、青い海と空、白く美しい砂浜がひろがります。そんな絶景をひとりじめできるのも馬島の魅力なのです。「洞窟で冒険気分を味わえたり海でリラックスできたり最高の時間を過ごせますね」と存分に馬島の自然を味わいました。
馬島の自然を楽しみながら移動していると見えてきたのはグランピング施設です。「馬島には泊まることもできるんですよ」と木曽さんが教えてくれました。「目の前が海だし、しかも自然を感じられるグランピングなんてステキすぎる!」と感動する山之内さん。全室オーシャンビュー・島唯一の宿泊施設「GLAMPROOKしまなみ」へやってきました。
テントの中に入ると癒やしの空間がひろがっていました。「ここに座ると目の高さがちょうど海になるんですね。より近くに海を感じるしリラックスできますね」という山之内さんに「ワクワクとゆるゆるが同居してて癒やされちゃいますよね」と木曽さんがこたえます。馬島の美しい景色と空気、優しく流れる時間に癒やされたのでした。
GLAMPROOK しまなみ
木曽 千草さん
Profile
愛媛県松山生まれの松山育ち。今治や松山の地域活性化を目的に、さくらひめ大使や愛媛シルク大使を務めている。
GLAMPROOK しまなみより
ワクワクと癒やしの島時間をプレゼント!
「GLAMPROOK しまなみ」より本記事をご覧の方から、1組2名様に1泊2日「オールインクルーシブプラン」をプレゼント!
宿泊はホテルかグランピングかを選べるうえ、滞在中のお食事やお飲み物、アクティビティが含まれた(一部有料アクティビティ有)スペシャルなプランです。ぜひご応募ください!
https://tsplus.asahi.co.jp/articles/other/9117/
応募詳細はURLをクリック‼
※3名様以上の場合は追加人数分を現地にてお支払いいただきます。
※時期によりご利用いただけない日程もございます。
さくらひめの特別なお酒
8代目が教えるペアリングの妙!
つづいて出会ったロコレコさんは、今治市唯一の酒蔵で1831年創業「株式会社八木酒造部」8代目代表の八木伸樹さんです。「え!八木さんで8代目なんですね。すごい歴史があるんですね」と驚く山之内さん。「今治市は水に恵まれていて柔らかい良いお酒ができるんです。すずさんはお酒は好きですか?良かったらぜひうちのお酒を飲んでみませんか?」とお誘いを受けました。
八木さんオススメ「山丹正宗 吟醸」と「山丹正宗 華帯(HANA OBI)」の2種類を飲ませていただくことになりました。「山丹正宗」の名前は、屋号の“丹波屋”と“銘刀正宗のようにキレの良い酒”という掛け合わせからきているんだとか。まずは「山丹正宗 吟醸」を。「香りがフルーティーで飲みやすいです」と山之内さん。初心者でも飲みやすく同社の定番酒なんだとか。
次にいただいたのは「山丹正宗 華帯(HANA OBI)」。「私には先ほどの吟醸より飲みやすいです。よりクリーミーな感じ」と山之内さん。純米大吟醸の「山丹正宗 華帯(HANA OBI)」は生クリームを想起させる柔らかなタッチと梨の様な香りたなびく落ち着いた印象が特長で、「愛媛さくらひめシリーズ」という愛媛の特別な地酒シリーズのひとつです。
「愛媛さくらひめシリーズ」とは、22の蔵元が「愛媛さくらひめ酵母」を使って愛媛の米と水で醸したバラエティ豊かな新世代の日本酒シリーズのことで、4タイプ全22種がリリースされています。「愛媛さくらひめ酵母」は愛媛県酒造組合・東京農業大学・愛媛県の産学官共同研究により「さくらひめ」から分離された清酒用花酵母。香りと味わいの特長が異なる4タイプの酵母を選定した特別なお酒なのです。
「“さくらひめシリーズ”には4タイプの酵母をそれぞれ用いているんです。どれも香りと味わいが異なるので、それぞれのタイプに合う料理を楽しめる場所に行きましょう」と八木さんからのお誘いを受け、やってきたのは地元の人気店「蔵膳」です。今回は「石鎚 純米大吟醸 さくらひめ」「梅錦 SAKASO! 純米吟醸酒」「華姫桜 純米大吟醸酒 SAKURAHIME」「山丹正宗 華帯(HANA OBI)」の4タイプに合うお食事を紹介してもらいます。
最初にいただいたのは「石鎚 純米大吟醸 さくらひめ」。4タイプある「愛媛さくらひめシリーズ」の中で「TYPE-1 Tropical」という分類にある同酒。果実を感じさせる華やかな香りで適度な甘さと爽快な酸味との調和がとれているのが特長。「華やかな香りはクリームと相性が良いので海鮮グラタンがオススメです」と八木さん。「本当にフルーティー。日本酒ってこんなに飲みやすくて洋食にも合うんですね」と山之内さん。
次にいただいたのは「梅錦 SAKASO! 純米吟醸酒」。こちらは「TYPE-2 Clear」のお酒。スッキリと柔らかな酒質できれいな味わい、穏やかで清涼感のある香りが特長。「クリアに合う料理は鯛の刺身です」と八木さん。「すごく飲みやすいんですけど雰囲気が変わりました。思っていた日本酒のイメージが変わりました。お刺身も身がぷりぷりして最高に合います」と山之内さん。
つづいていただいたのは、「華姫桜 純米大吟醸酒 SAKURAHIME」です。このお酒は「Type-3 Well Balance」に分類され、メロンやパインを感じさせる香りと、酸味がしっかりとして程よい甘味と調和しているのが特長。「酸味があるとキリっとした雰囲気やのどごしが良くなる」という八木さんがオススメしてくれたのは「アコウの煮付け」です。「お酒に対してどんなお料理が合うのか少しだけ分かってきた気がします」と楽しむ山之内さん。
4種目にいただいたのは、「山丹正宗 華帯(HANA OBI)」です。「Type-4 Rich」の同酒は、ふくよかな香りに、はじけるような爽やかな酸味が特長。「めちゃくちゃ香り高い!」と山之内さん。同酒のオススメはソウルフード「今治焼き鳥」です。「日本酒は調味料のひとつだと思っています。お料理に合ったお酒を楽しんでください」と八木さんからお言葉をもらい今治の旅を締めくくりました。
株式会社 八木酒造部
今治市で唯一の酒蔵である「株式会社 八木酒造部」。1831年に、初代の八木治兵衛氏が創業。創業当初は屋号が「丹波屋」といい、醤油と木綿卸から始まり、翌年には酒造も始めた。1981年には国税庁醸造試験所主催 全国新酒鑑評会で金賞を受賞。以降現在まで各品評会でも優秀な成績に輝き、高い評価を得ている。
蔵膳
「今治の豊かな食文化をいつまでも守り続けたい」と言う願いから生まれた同店。瀬戸内海ならではの引き締まった活魚、豊かな台地の恵みである新鮮な野菜。贅沢な食材を最高の状態で、最高の味付けと四季折々の彩りで提供してくれる地域の人気店です。
INFORMATION
住所:愛媛県今治市松本町2-6-14
電話番号:0898-34-6336
八木 伸樹さん
Profile
今治市の地酒「山丹正宗」の醸造元「八木酒造部」の8 代目代表取締役。趣味は旅行。
特別な日に食べたい
とっておきイタリアン
今治市を満喫した山之内さんが、つづいてやって来たのは松山市は道後エリア。言わずと知れた日本三古湯のひとつともいわれる温泉地。夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台として、多くの人々に親しまれてきた街です。
道後の街を散歩していると足湯があったので、浸かってみることにしました。「これからの季節、足湯は最高ですね!」と足湯を楽しんでいると「すずさん!足湯いかがですか?」と呼ぶ声が。こちらで出会ったのは4人目のロコレコ・松本莉央さんです。「あら~!すっごい可愛い方が!」と喜ぶ山之内さん。
一緒に足湯に浸かりながら女子トークがはずみます。なんでも松本さんは2023年の松山マドンナ大使に選ばれていて全国各地で松山をPRしているんだとか。「愛媛県の魅力ってどういうところですか?」と聞く山之内さんに松本さんがこたえます。「一番は人の温かさです。それにごはんも美味しいし、楽しい場所もたくさんありますよ」とのこと。
松山市内を散歩しているとビルの上に大きな観覧車を見つけました。「いよてつ髙島屋」の屋上に建てられた大観覧車「くるりん」は直径45m。約15分かけて1周します。 敷地標高を含めた最高部は標高約106m。 周囲に高い建物が少ないため、北に松山城、南に坊っちゃんスタジアム、西に瀬戸内海と松山市を一望できます。
「くるりん」のゴンドラの中でも2台しかない、透明ガラス製の「シースルーゴンドラ」に乗り込んだおふたり。松山市の景色を楽しみながら空中散歩です。幼馴染が遊びに来た時に一緒に「くるりん」に乗り景色をみながら将来を語り合った松本さんの思い出話に花が咲きました。
おなかも空いてきたのでお食事をとることになりました。そこで、松本さんがレコしてくれるのは「大好きなイタリアン」なんだとか。やってきたのは松山市の大人気イタリアン「タベルナ ラ・セーラ」です。松本さんいわく「お誕生日とかお祝いとかちょっと特別な時に食べにくるんです。私も大学入学時に食べに来ました」とのこと。
最初に運ばれてきたのは、同店の看板メニューとも言える「ラザーニャ」です。大きさもさることながら、3種のチーズを贅沢に使い焼き上げた逸品です。「めちゃくちゃ良い香りです!香ばしさ、焦げ具合、最高です。カリカリとしている間にトロっとチーズがきて…」とうっとり。
つづいては、ディナータイムの人気メニュー「スペアリブのオーブン焼き」です。県内産の豚をブラックペッパーとローズマリーをかけてオーブンで豪快に焼き上げた逸品。オーナーが「両手でかぶりついて食べてください」とオススメの食べ方を教えてくれました。もちろん両手でかぶりつきます。「めちゃくちゃジューシーなのにサラッと食べられます。スパイスもきいてて沢山食べられそう!」とにっこり。
美味しい料理を味わったあとは、なんとお店の方より、お誕生月の山之内さんにバースデープレートのサプライズプレゼントが!「本当に嬉しいです。お誕生日過ぎたのに祝ってもらえるなんて」と大喜びの山之内さん。心もおなかも満たされたのでした。
タベルナ ラ・セーラ
松本 莉央さん
Profile
全国で松山の PR を目的に活動している松山マドンナ大使。大学進学をきっかけに松山の魅力を知る。
きっとお好みの一杯が!
銘酒の数々に酔いしれる
仲良くなった松本さんに引き続き松山市の魅力を紹介していただくことに。レコしてくれるのは20蔵・150銘柄以上の地酒を取り揃える愛媛県の地酒アンテナショップ「一酒一感 蔵元屋」。散歩感覚で立ち寄り地酒を楽しむことができるお店です。今治市で「愛媛さくらひめシリーズ」を試飲した山之内さんに、他のお酒もぜひ飲んでもらいたいと意気込む松本さん。早速入店します。
迎えてくれたのは愛媛県酒造協同組合の事務局長・栗栖美恵子さんです。「はじめまして山之内です。ステキなお召し物ですね」と山之内さん。「実はこの衣装さくらひめカラーで作ったんですよ」と栗栖さん。「蔵元屋にはたくさんの美味しい愛媛のお酒があるんです。たくさん紹介したいんですがまずは、愛媛県の柑橘やフルーツを使ったお酒を飲んでみませんか?」と女子会のスタートです。
まずは地元岩城島のレモンを使用した「梅錦 レモン梅酒」をいただきます。「スッキリ軽やかで飲みやすいです」とのこと。つづいては「ブラッドオレンジ梅酒」。「見た目もきれいだし、お酒を飲んでる感じがしないくらい飲みやすい」んだとか。おつぎは「蔵元のみかん」です。「おとなのみかんジュースですね。朝からトーストかじりながら飲みたいくらい」とのこと。つづいては地元内子町産ぶどうを使った「京ひな 木蝋の灯」。「果実感がすごいです。舌ざわりも感じておいしい」と、愛媛の恵みいっぱいのお酒を楽しみました。
ここまでは愛媛の柑橘やフルーツを使用したお酒をいただきましたが、つづいては今治でもいただいた「愛媛さくらひめシリーズ」のお酒をいただくことになりました。「愛媛さくらひめシリーズは4つのタイプの味わいがあるのですが、香りと味わいの異なる酵母がとれるのは奇跡的なことなんですよ」と栗栖さん。あらためて、その味わいに期待が高まります。
「愛媛さくらひめシリーズ」のうちいただいたのは、丸くふくらんでいくような濃密な感触が特長の「可憐な乙女」。酸の存在感が際立ち密度の高さを感じるのが特長の「風の里「和」-wa-」。軽やかなタッチの中に蜜を含んだリンゴのような爽快な香りが特長の 「純米吟醸 梅美人 さくらひめ酵母」。熟したリンゴ、サクランボ、スモモのような甘酸っぱい感触とボディーの厚みが特長の「純米大吟醸 はなのえん」です。
それぞれ個性の異なる「愛媛さくらひめシリーズ」を味わった山之内さん。「どれも香りや味わいが違うんですが、なんだか、このお酒にはどんなお料理が合いそうかな?とか、このお酒にはこのお料理が合うだろうなとか頭に浮かんでくるようになってきました。お酒の扉が開いたかも!」とのこと。この旅を通して大人の階段をのぼった山之内さんなのでした。
一酒一感 蔵元屋
Special Interview山之内すず
愛媛に来ると元気になるんですよね、山之内!
優しいオーラの方ばっかりで癒されました‼
本当に出会う方出会う方、優しい方ばっかりだし、美しい自然もみられたし、たくさん貴重な経験をさせてもらいました。橋の上からも下からも海をみられた馬島は、ワクワクしたし、優しい時間を体感できました。
私、愛媛の方たちと同じ味覚を持っているんだと思いました。それくらい全部おいしすぎました。中でも、ここでしか食べられない穴子の刺身は特に印象的でした。また食べたいけどなかなか食べられないから、もどかしい!!それから日本酒!!食事をさらにおいしくしてくれて。今まであまり飲まなかったんですが、新しい扉を開いた感じがします。
次に来た時はサイクリングもしてみたいです!
すごくステキな旅ができたので、必ずまた愛媛に来たいです。今回行ったところをもう一度まわったら、今度はもっと色んなところに行って、愛媛を味わいつくしたいと思います。愛媛のみなさん、ありがとうございました。
愛媛フィルム写真館
フィルム写真で紡ぐ旅の思い出
愛媛県の旅をフィルム写真でもおさめました。どことなくプライベートな雰囲気の山之内さんの魅力全開ですね。
撮影・取材協力 愛媛県