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日本一深いV字峡谷が紅葉の見頃へ! 3シーズンぶりに全線を走る「黒部峡谷トロッコ電車」で、11月中旬ごろまで続く秋色の車窓を楽しもう / 富山県

北アルプスのほぼ中央、鷲羽岳に源を発し、長さ86km・標高差3,000mを流れ下る黒部川。その上・中流域に広がる黒部峡谷は、日本一深いV字峡谷として知られています。この大峡谷に沿って宇奈月駅〜欅平駅を走る黒部峡谷鉄道のトロッコ電車沿線が、まもなく紅葉の見頃を迎えます。

山肌を彩る紅葉樹・黄葉樹・常緑樹と、黒部川のエメラルドグリーンが描く鮮やかなコントラストが、黒部峡谷の紅葉の特徴です。2026年10月1日にはトロッコ電車が3シーズンぶりとなる全線運行再開を果たし、終点の欅平まで色鮮やかな紅葉を楽しめるようになりました。紅葉の見頃は例年10月下旬〜11月中旬頃。この秋はトロッコ電車に揺られて、車窓いっぱいに広がる大峡谷の自然美に会いに行ってみませんか?

欅平から宇奈月へ、峡谷を下るように色づいていく紅葉

黒部峡谷の紅葉は、終点の欅平から色づきはじめます。10月下旬に欅平が見頃を迎えると、鐘釣や猫又のあたりへと色づきが広がります。11月上旬には鐘釣・猫又が見頃となり、宇奈月周辺にも色が差しはじめます。11月中旬には鐘釣から宇奈月までが見頃に。訪れる時期によって見頃の場所が変わる峡谷で、その日いちばんの色づきを車窓から探してみてくださいね。

宇奈月駅を出て最初に渡る真紅の鉄橋「新山彦橋」

新山彦橋を渡るトロッコ電車

宇奈月駅を出発したトロッコ電車が、まず渡るのが新山彦橋です。長さは166mと沿線の橋の中ではいちばん長く、高さは約40m。列車の渡る音が山彦となって温泉街に聞こえることから、山彦橋と呼ばれるようになったのだとか。

宇奈月の「やまびこ展望台」は、トロッコが駆ける真っ赤な新山彦橋を真下に望む格好の撮影スポットです。宇奈月周辺が見頃を迎える11月中旬、紅葉の中を渡っていくトロッコ電車を、ぜひカメラに収めましょう。

掘れば温泉が湧く途中駅・鐘釣の「鐘釣河原」

鐘釣河原

途中駅の鐘釣では、鐘釣河原に立ち入れます。鐘釣河原は、掘ると温泉が湧き出てくる場所。石で囲えば、自分だけの露天風呂(足湯)を作って楽しめます。鐘釣周辺の紅葉が見頃を迎えるのは11月上旬。途中下車をして、黒部川の流れを間近に感じながら、河原を歩いてみてくださいね。

全線再開でふたたび降り立てる終点・欅平の峡谷美

欅平駅前広場

令和6年能登半島地震の影響で、トロッコ電車は途中駅での折り返し運行が続いていました。2026年10月1日の始発便から、宇奈月駅〜欅平駅間で全線運行を再開しています。ふたたび終点まで走るようになったトロッコ電車で、峡谷の奥へと進んでみましょう。

欅平駅周辺は震災復旧工事のため立ち入り箇所が制限されており、当面の間、楽しめるのは欅平駅前広場の一部、駅屋上の展望台からの景色、欅平ビジターセンター内の見学です。屋上展望台からは、黒部川の清流と朱塗りの奥鐘橋とのコントラストなど、黒部峡谷の圧巻の眺望が広がります。10月下旬に見頃を迎える欅平の紅葉を、屋上からじっくり眺めるのがおすすめです。

欅平から始まった色づきが、11月中旬にかけて宇奈月まで下りてくる黒部峡谷の秋。窓のない普通客車では走行中かなり冷え込むので、厚手の上着を用意しておくと安心です。エメラルドグリーンの川と赤や黄色の山肌がつくる大峡谷の紅葉を、トロッコ電車の車窓から味わい尽くしてみてはいかがでしょうか。

黒部峡谷鉄道 トロッコ電車

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