兵庫県・歴史的建造物ランキングRANKING
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1位
洋館長屋
兵庫県神戸市中央区にある異人館で、明治41年(1908)に外国人向けアパートとして旧居留地に建設され、後に移築されたもの。2軒の洋館が左右対称に連結したユニークな建物で、その外観から「洋館長屋」と呼ばれるようになった。館内はフランスの調度品や美術品で統一され、アール・ヌーヴォーの作家エミール・ガレやドーム兄弟の作品やシャガールらの絵画が展示されている。人気ブランド「ルイ・ヴィトン」の初期に作られたトランクも必見。
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2位
八角井戸
神戸淡路鳴門自動車道「西淡三原IC」から車で約35分、土生港「沼島気船のりば」から船で約10分、下船後徒歩約5分。沼島庭園の入り口にある八角形の井戸。沼島では井戸のことを「川」と呼び、後醍醐天皇の皇太子の妃が沼島に漂着した際に使ったものという伝説が残されていることから、別名を「王川」とも呼ばれている。地下水が豊富な沼島では多くの井戸が掘られ、この井戸も現在でも枯れることなく綺麗な地下水が湧いている。
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3位
北野外国人倶楽部
明治時代後期に建築された切妻屋根の異人館で、旧フリューガ邸とも呼ばれている。神戸港開港当時に外国人居留者の社交場として賑わった会員制倶楽部を再現しており、重厚かつ豪奢な調度品の数々が、当時の華やいだ雰囲気を今に伝えている。見どころは、ブルボン王朝時代の貴族の家で使われていた暖炉や薪炭時代のオールドキッチン、アンティークオルガン、ルネサンス時代の楽譜、19世紀の馬車など。
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4位
大正ロマン館
丹波篠山市北新町にある土産物販売店・レストラン。大正12年(1923)建築の旧篠山町役場の建物を保存利用した施設で、丹波篠山の特産品を使った土産物の売店と催事コーナー、「黒豆ソフトクリーム」などを提供するカフェも併設。レストランでは地元の特産を活かした洋食メニューや定食、また「黒豆のジュース」などが味わえる。
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5位
御徒士町武家屋敷群(篠山伝統的建造物群保存地区)
江戸時代初期に建てられた篠山城とその周辺は、近世の城下町の町割を伝える歴史的遺産で、「丹波篠山市篠山伝統的建造物群保存地区」に選定されている。エリアは町人町と武家町に分かれ、町人町は河原町妻入商家群、武家町は御徒士町武家屋敷群で構成されている。篠山藩の城下では、上級武士は城の東から北側、下級武士は西側、足軽は南側、町人は東側に居住していた。
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6位
神戸税関
JR「三宮駅」下車、南へ徒歩約15分。現庁舎は、映画やドラマのロケ地としても知られる「みなと神戸」のシンボル的建築物。広報展示室には、税関の役割や歴史を紹介したパネルや、密輸の手口、コピー商品、ワシントン条約該当物品などを展示している。ブランド品の本物とコピー品を見分ける鑑定にも挑戦できる。毎年11月の「オープンカスタムス」では、普段は非公開の元貴賓室を公開し、屋上を開放するほか様々なイベントが行われる。
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7位
大天守
姫路城大手門前停留所から徒歩で約5分。桜門橋から三の丸広場を抜け、さらに北へと進んだところにある大天守で、外からでは5階建てに見えるものの、中は地下1階、地上6階建てとなっている。白漆喰総塗籠で外壁のみならず屋根瓦の目地の部分にまで白漆喰を使ったことから、小天守を含め白鷺に見えるとして白鷺城の別名を持つようになったという説がある。平成21年(2009)には保存修理工事が始まり、現在でもその美しさを見ることができる。
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8位
神戸商船三井ビルディング
100年以上前に建設されたオフィスビル。旧居留地銀行ビル群のひとつとして、近代化産業遺産に指定されている。地下一階、地上七階の建設当時、最新鋭の高層ビルであった。アメリカルネサンス様式の、石造りの建物デザインはエリアのシンボルとして有名。館内は現在もオフィスビルとして機能しているが、オフィスエリア以外の廊下やトイレは自由に見学して回ることができる。季節ごとにライトアップイベントを行っている。
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9位
香りの家 オランダ館
ひょうごの近代住宅100選にも選ばれた建築物。長い間オランダ王国総領事邸として使われ、その後、I.S.ウォルセン氏が住んでいたものを昭和62年(1987)より一般公開した、大正中期・寄棟造りの2階建て木造建築。前庭は花の国オランダにちなんだチューリップや四季折々の花々で彩られている。
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10位
シップ神戸海岸ビル
神戸市中央区海岸通に建つオフィスビル。大正7年(1918)に旧三井物産神戸支店として建てられた。石造りのモダンな建物だったが、阪神淡路大震災で被災し全壊。外壁の御影石を回収、保存し新たに建てられた高層ビルの外壁として再利用した。そのため、レトロな石造りの建物の中央から、ガラス張りの高層ビルエリアがそびえる独特なデザインになっている。内部は現在もオフィスビルとして利用されている。
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11位
うろこの家・展望ギャラリー
神戸で最初に公開された異人館で、国の登録有形文化財に指定されている。明治18年(1885)に外国人向けの借家として居留地に建てられ、その後現在の地に移築された。魚のうろこのような天然石のスレートで外壁が覆われていることから「うろこの家」と呼ばれている。館内には歴史を感じさせるアンティークの調度品が置かれ、マイセンをはじめとする名陶磁器や西洋名画などの美術品が飾られている。神戸の街を望む3階からの眺めも必見。
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12位
箱木千年家
「箱木千年家」の通称で知られる室町時代の豪族の住居。大同年間(806-810)の建築と伝承されており、現存する民家建造物の中では日本最古のものと言われている。元々は現在よりやや北西にあり調査時点には「整形六間取」と呼ばれる6つの部屋と土間からなる平面形式だったが、昭和52年(1977)呑吐ダムの建設に伴い江戸時代中期以前の姿である2棟に分離して移築復元された。蔵を利用した資料館では当時使われた農具や箱木家住宅の模型などを展示している。
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13位
ヨドコウ迎賓館
アメリカ人建築家フランク・ロイド・ライト設計の邸宅が、1924年(大正13)に芦屋市の芦屋川沿いに完成。元々は櫻正宗の別邸として建てられ、後に淀川製鋼所の迎賓館となり、現在はヨドコウ迎賓館と呼ばれている。1971年(昭和46)のマンション建て替え計画は保存運動により阻止され、一般公開されるようになった。1974年(昭和49)には国の重要文化財に指定され、現在は東京の自由学園明日館と共にライト設計の建物として現存する数少ない建築物である。
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14位
辰鼓楼
豊岡市出石町の「豊岡市出石伝統的建造物群保存地区」内にある時計台。元は明治4年(1871)に太鼓によって時を報せる鼓楼として建築され、明治14年(1881)に大時計が寄贈され時計台となった。幾度かの修復を経て、現在で3代目となる町のシンボル。
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15位
聚遠亭
龍野公園内にある歴史的建造物。茶室、楽庵、御涼所の三軒を合わせて指し、聚遠亭という名称は前庭からの景色が絶景であることからつけられた。淡路島や瀬戸内海に浮かぶ島々を眺望できる。また、紅葉の名所としても知られる。茶室は龍野藩主である脇坂安宅公が孝明天皇より賜ったものを浮堂として移築したと伝えられており、建物自体も数寄屋風で心字池や庭園と調和した見事なものとなっている。池のほとりには詩碑や句碑も。茶席が設けられることもある。
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16位
萌黄の館
兵庫県神戸市中央区にある異人館で、アメリカ総領事シャープ氏の邸宅として明治36年(1903)に建築された。萌黄色の木造2階建て住宅で、国の重要文化財に指定されている。見どころは、異なる形の2つの張り出し窓や装飾が施された階段など、当時を思わせる贅沢な意匠。神戸港まで一望できるベランダからの眺めも必見である。
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17位
お菊井戸
姫路城大手門前停留所から徒歩で約5分。るの門とぬの門を抜けた姫路城二の丸の南東端にひっそり佇む井戸で、元は釣瓶取井戸と呼ばれていたもの。1枚2枚と毎夜皿を数える声が井戸の中から聞こえてくるという、播州皿屋敷でお菊が投げ込まれた古井戸がこの井戸であるとされていることが名称の由来となっている。ここから城外へと抜け出せる抜け道があるとの噂も囁かれていたが調査した結果その説は否定されている。現在は井戸の底に水は見られない。
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18位
英国館
イギリス人により設計され、イギリス人の医師・フデセック氏の自宅として建築された異人館。美しいベランダのある典型的なコロニアル様式の建物で、館内には17世紀から19世紀の格調高い調度品が置かれ、名探偵シャーロック・ホームズの下宿を再現した部屋がある。美しいイングリッシュガーデンも見どころで、ロンドンの地下鉄「ベーカーストリート駅」を再現したスポットも必見。夜には世界の名酒が楽しめるイングリッシュパブになる。
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19位
山手八番館
大正時代にサンセン氏の自宅として建設された異人館。塔のような家屋が3つ連なるチューダー様式の瀟洒な建物で、入口のステンドグラスが美しい。館内には西洋・東洋の彫刻など美術品が多数飾られており、ロダンやレンブラントらの名作のほか、東アフリカのマコンデ族の木彫も必見である。願いごとが叶う椅子としてTVで紹介された「サターンの椅子」が有名。
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20位
近藤源八宅跡長屋門
大石良雄宅跡長屋門の向かいにある武家屋敷跡。近藤家2代目の通称をとって「源八長屋」の愛称で親しまれている。かつて甲州流軍学者・近藤家の屋敷があった場所だ。現存している建物は長屋門の長屋部分。当時はここを四戸分に別け、それぞれ下級武士の住宅として使っていたと考えられている。赤穂城跡内に残された数少ない貴重な江戸期の建物が「大石良雄宅跡長屋門」とこの「源八長屋」のみであることから、平成10年(1998)に赤穂市指定文化財に指定されている。
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21位
息継ぎ井戸
赤穂情報物産館の隣にある赤穂浪士ゆかりの井戸。お城通りの北西角、高さ4mのからくり時計の隣に小さな井戸が建てられている。元禄14年(1701)、赤穂藩士の早水藤左衛門と萱野三平が主君・浅野内匠頭長矩の殿中での一件を知らせるため、江戸から大石内蔵助邸へ駆けつけた際にこの井戸の水を飲んで一息ついたと伝わる井戸だ。3/14の夕刻に江戸を出発して早かごに揺られ、赤穂城下に着いたのは3/19の早朝。155里(約620km)の行程を4昼夜半という驚異的な速さでたどり着いたといわれている。
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22位
武庫川女子大学 甲子園会館
西洋建築と日本建築を融合した独創的な建造物。六甲の山並みを背景に名橋・武庫大橋と協和した「甲子園ホテル」として昭和5年(1930)に竣工した。かつては「東の帝国ホテル、西の甲子園ホテル」と称された壮麗なリゾート地。屋根に緑の瓦を、壁に日華石と素焼きタイルを施した建物は阪神間における高級社交場として賑わいを見せた場所だ。その後海軍病院、米軍の将校宿舎を経て昭和40年(1965)武庫川学院が取得した。
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23位
兵庫県公館
元兵庫県庁舎。明治35年(1902)に建てられ、昭和60年(1985)からは県の迎賓館として使用されている。壮麗なバロック様式の建物で、国の登録有形文化財に登録されている。館全体が美術館、資料館としての役割を担っており、洋画家小磯良平、金山平三、東山魁夷、横尾忠則らの作品が飾られている。県政資料館部門は月曜から土曜まで公開。迎賓館部門は毎週土曜日のみ公開されている。
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24位
旧ハンター住宅
現存する神戸異人館の中で最大級の規模を誇る建造物。ジャイアントパンダやコアラなど130種もの動物を展示する「神戸市立王子動物園」の一画に棟飾りや唐草模様の装飾がついた洋館が佇んでいる。基礎は石造、外壁はモルタル櫛目引きの建造物はもともと北野町にあった建物を昭和38年(1963)に移築したもの。正確な建築年は明らかになっていないが、明治22年(1889)頃にドイツのA.グレッピー氏が英国人の技師に依頼して作ったものといわれている。当時の豪華な面影を偲ばせる洋館は内部を無料で見学することが可能だ(動物園入園料は別途必要)。
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25位
谷崎潤一郎旧邸「倚松庵」
昭和11年から昭和18年(1936-1943)までの7年間、文豪・谷崎潤一郎が暮らした旧邸。庵内に著書や参考文献等を集めた「谷崎文庫」を併設している。松子夫人やその妹たちと暮らした屋敷は同氏の代表作「細雪」の舞台となった地だ。作中ではここで過ごした生活が等身大で書かれており、家に入ると作品の世界が目に浮かぶ。移築20周年を機に設置された書庫では谷崎潤一郎直筆の作品も展示されている。
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26位
余部橋梁
餘部駅からすぐ、餘部駅と鎧駅の間に架けられていた山陰本線における名物的橋で、明治45年(1912)の完成当時最新鋭の技術を駆使して作られた。全長は309.4mで橋脚は41.5mの高さを有し、その規模はトレッスル式鉄橋で随一だった。規制風速の関係で遅延や運休が起きやすく、改善も検討されたものの新しく架け直すことになり、現在は保存された三本の橋脚を使用した展望施設、空の駅として生まれ変わっている。また駅でもベンチとして橋梁を使用。
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27位
大石良雄宅跡
忠臣蔵の中心人物、大石内蔵助こと大石良雄の邸宅跡。忠臣蔵のふるさと、大石神社の境内に間口28間、奥行45間、畳数にして308畳の広大な邸宅があったといわれている。享保14年(1729)に建物の大半が火災で焼失するも、現存する長屋門だけが焼失を免れ現代に受け継がれている。浅野内匠頭の刃傷事件の際、知らせを持って駆け付けた早水藤左衛門と萱野三平の二人が叩いたと伝わる門だ。庭園と屋敷跡は数少ない江戸時代の建築として国史跡に指定されている。
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28位
化粧櫓
姫路城大手門前停留所から徒歩で約5分。姫路城内西の丸から門を抜け大天守へと向かう手前にある櫓で、千姫の休息所として使われていた建物。そのことから、この名称や化粧の間と呼ばれるようになったとされる。桃山風書院造りとなっていて、天守と同じ白漆喰の壁に部屋の間を襖で仕切るなど、非常に過ごしやすい空間になっていた。千姫の化粧料を使い、彼女の為に城主の忠刻が建てたという。
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29位
旧坂越浦会所
山陽自動車道・赤穂ICから東へ15分ほど走った先にある史跡。坂越港と千種川とを結ぶ中心通りを下りきった場所にかつて会所や藩主専用の休憩所として使われていた屋敷が佇んでいる。2Fにある「観海楼」と呼ばれる部屋は藩主専用に使われていた部屋。一段低くなった小部屋の窓越しに美しい坂越港を眺めることができる。天保2年-3年(1831-1832)に行政や商業などの事務をとるための村会所として建築された建物だ。明治時代までは赤穂藩の茶屋としての役目も果たしていた屋敷は、平成4年(1992)に赤穂市有形文化財に指定されている。
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30位
姥が石
姫路城大手門前停留所から徒歩で約5分。姫路城乾小天守の北側の石垣の中にある石臼で、大きく欠けたものが間詰め石として利用されているのが見える。石垣を築くための石が集まらずに途方に暮れていた羽柴秀吉の元へ、その噂を聞きつけた老婆が自ら使っていた石臼を寄付し、そのまま一部に組み込まれた。これをきっかけに石が集まるようになり、城が完成したという伝説が残されているが、実際に何故使われたのかは不明。石垣が崩壊しないようにとの説もある。
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8位
神戸商船三井ビルディング
100年以上前に建設されたオフィスビル。旧居留地銀行ビル群のひとつとして、近代化産業遺産に指定されている。地下一階、地上七階の建設当時、最新鋭の高層ビルであった。アメリカルネサンス様式の、石造りの建物デザインはエリアのシンボルとして有名。館内は現在もオフィスビルとして機能しているが、オフィスエリア以外の廊下やトイレは自由に見学して回ることができる。季節ごとにライトアップイベントを行っている。
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9位
香りの家 オランダ館
ひょうごの近代住宅100選にも選ばれた建築物。長い間オランダ王国総領事邸として使われ、その後、I.S.ウォルセン氏が住んでいたものを昭和62年(1987)より一般公開した、大正中期・寄棟造りの2階建て木造建築。前庭は花の国オランダにちなんだチューリップや四季折々の花々で彩られている。
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10位
シップ神戸海岸ビル
神戸市中央区海岸通に建つオフィスビル。大正7年(1918)に旧三井物産神戸支店として建てられた。石造りのモダンな建物だったが、阪神淡路大震災で被災し全壊。外壁の御影石を回収、保存し新たに建てられた高層ビルの外壁として再利用した。そのため、レトロな石造りの建物の中央から、ガラス張りの高層ビルエリアがそびえる独特なデザインになっている。内部は現在もオフィスビルとして利用されている。
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11位
うろこの家・展望ギャラリー
神戸で最初に公開された異人館で、国の登録有形文化財に指定されている。明治18年(1885)に外国人向けの借家として居留地に建てられ、その後現在の地に移築された。魚のうろこのような天然石のスレートで外壁が覆われていることから「うろこの家」と呼ばれている。館内には歴史を感じさせるアンティークの調度品が置かれ、マイセンをはじめとする名陶磁器や西洋名画などの美術品が飾られている。神戸の街を望む3階からの眺めも必見。
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12位
箱木千年家
「箱木千年家」の通称で知られる室町時代の豪族の住居。大同年間(806-810)の建築と伝承されており、現存する民家建造物の中では日本最古のものと言われている。元々は現在よりやや北西にあり調査時点には「整形六間取」と呼ばれる6つの部屋と土間からなる平面形式だったが、昭和52年(1977)呑吐ダムの建設に伴い江戸時代中期以前の姿である2棟に分離して移築復元された。蔵を利用した資料館では当時使われた農具や箱木家住宅の模型などを展示している。
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13位
ヨドコウ迎賓館
アメリカ人建築家フランク・ロイド・ライト設計の邸宅が、1924年(大正13)に芦屋市の芦屋川沿いに完成。元々は櫻正宗の別邸として建てられ、後に淀川製鋼所の迎賓館となり、現在はヨドコウ迎賓館と呼ばれている。1971年(昭和46)のマンション建て替え計画は保存運動により阻止され、一般公開されるようになった。1974年(昭和49)には国の重要文化財に指定され、現在は東京の自由学園明日館と共にライト設計の建物として現存する数少ない建築物である。
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14位
辰鼓楼
豊岡市出石町の「豊岡市出石伝統的建造物群保存地区」内にある時計台。元は明治4年(1871)に太鼓によって時を報せる鼓楼として建築され、明治14年(1881)に大時計が寄贈され時計台となった。幾度かの修復を経て、現在で3代目となる町のシンボル。
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15位
聚遠亭
龍野公園内にある歴史的建造物。茶室、楽庵、御涼所の三軒を合わせて指し、聚遠亭という名称は前庭からの景色が絶景であることからつけられた。淡路島や瀬戸内海に浮かぶ島々を眺望できる。また、紅葉の名所としても知られる。茶室は龍野藩主である脇坂安宅公が孝明天皇より賜ったものを浮堂として移築したと伝えられており、建物自体も数寄屋風で心字池や庭園と調和した見事なものとなっている。池のほとりには詩碑や句碑も。茶席が設けられることもある。
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16位
萌黄の館
兵庫県神戸市中央区にある異人館で、アメリカ総領事シャープ氏の邸宅として明治36年(1903)に建築された。萌黄色の木造2階建て住宅で、国の重要文化財に指定されている。見どころは、異なる形の2つの張り出し窓や装飾が施された階段など、当時を思わせる贅沢な意匠。神戸港まで一望できるベランダからの眺めも必見である。
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17位
お菊井戸
姫路城大手門前停留所から徒歩で約5分。るの門とぬの門を抜けた姫路城二の丸の南東端にひっそり佇む井戸で、元は釣瓶取井戸と呼ばれていたもの。1枚2枚と毎夜皿を数える声が井戸の中から聞こえてくるという、播州皿屋敷でお菊が投げ込まれた古井戸がこの井戸であるとされていることが名称の由来となっている。ここから城外へと抜け出せる抜け道があるとの噂も囁かれていたが調査した結果その説は否定されている。現在は井戸の底に水は見られない。
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18位
英国館
イギリス人により設計され、イギリス人の医師・フデセック氏の自宅として建築された異人館。美しいベランダのある典型的なコロニアル様式の建物で、館内には17世紀から19世紀の格調高い調度品が置かれ、名探偵シャーロック・ホームズの下宿を再現した部屋がある。美しいイングリッシュガーデンも見どころで、ロンドンの地下鉄「ベーカーストリート駅」を再現したスポットも必見。夜には世界の名酒が楽しめるイングリッシュパブになる。
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19位
山手八番館
大正時代にサンセン氏の自宅として建設された異人館。塔のような家屋が3つ連なるチューダー様式の瀟洒な建物で、入口のステンドグラスが美しい。館内には西洋・東洋の彫刻など美術品が多数飾られており、ロダンやレンブラントらの名作のほか、東アフリカのマコンデ族の木彫も必見である。願いごとが叶う椅子としてTVで紹介された「サターンの椅子」が有名。
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20位
近藤源八宅跡長屋門
大石良雄宅跡長屋門の向かいにある武家屋敷跡。近藤家2代目の通称をとって「源八長屋」の愛称で親しまれている。かつて甲州流軍学者・近藤家の屋敷があった場所だ。現存している建物は長屋門の長屋部分。当時はここを四戸分に別け、それぞれ下級武士の住宅として使っていたと考えられている。赤穂城跡内に残された数少ない貴重な江戸期の建物が「大石良雄宅跡長屋門」とこの「源八長屋」のみであることから、平成10年(1998)に赤穂市指定文化財に指定されている。
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21位
息継ぎ井戸
赤穂情報物産館の隣にある赤穂浪士ゆかりの井戸。お城通りの北西角、高さ4mのからくり時計の隣に小さな井戸が建てられている。元禄14年(1701)、赤穂藩士の早水藤左衛門と萱野三平が主君・浅野内匠頭長矩の殿中での一件を知らせるため、江戸から大石内蔵助邸へ駆けつけた際にこの井戸の水を飲んで一息ついたと伝わる井戸だ。3/14の夕刻に江戸を出発して早かごに揺られ、赤穂城下に着いたのは3/19の早朝。155里(約620km)の行程を4昼夜半という驚異的な速さでたどり着いたといわれている。
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22位
武庫川女子大学 甲子園会館
西洋建築と日本建築を融合した独創的な建造物。六甲の山並みを背景に名橋・武庫大橋と協和した「甲子園ホテル」として昭和5年(1930)に竣工した。かつては「東の帝国ホテル、西の甲子園ホテル」と称された壮麗なリゾート地。屋根に緑の瓦を、壁に日華石と素焼きタイルを施した建物は阪神間における高級社交場として賑わいを見せた場所だ。その後海軍病院、米軍の将校宿舎を経て昭和40年(1965)武庫川学院が取得した。
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23位
兵庫県公館
元兵庫県庁舎。明治35年(1902)に建てられ、昭和60年(1985)からは県の迎賓館として使用されている。壮麗なバロック様式の建物で、国の登録有形文化財に登録されている。館全体が美術館、資料館としての役割を担っており、洋画家小磯良平、金山平三、東山魁夷、横尾忠則らの作品が飾られている。県政資料館部門は月曜から土曜まで公開。迎賓館部門は毎週土曜日のみ公開されている。
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24位
旧ハンター住宅
現存する神戸異人館の中で最大級の規模を誇る建造物。ジャイアントパンダやコアラなど130種もの動物を展示する「神戸市立王子動物園」の一画に棟飾りや唐草模様の装飾がついた洋館が佇んでいる。基礎は石造、外壁はモルタル櫛目引きの建造物はもともと北野町にあった建物を昭和38年(1963)に移築したもの。正確な建築年は明らかになっていないが、明治22年(1889)頃にドイツのA.グレッピー氏が英国人の技師に依頼して作ったものといわれている。当時の豪華な面影を偲ばせる洋館は内部を無料で見学することが可能だ(動物園入園料は別途必要)。
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25位
谷崎潤一郎旧邸「倚松庵」
昭和11年から昭和18年(1936-1943)までの7年間、文豪・谷崎潤一郎が暮らした旧邸。庵内に著書や参考文献等を集めた「谷崎文庫」を併設している。松子夫人やその妹たちと暮らした屋敷は同氏の代表作「細雪」の舞台となった地だ。作中ではここで過ごした生活が等身大で書かれており、家に入ると作品の世界が目に浮かぶ。移築20周年を機に設置された書庫では谷崎潤一郎直筆の作品も展示されている。
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26位
余部橋梁
餘部駅からすぐ、餘部駅と鎧駅の間に架けられていた山陰本線における名物的橋で、明治45年(1912)の完成当時最新鋭の技術を駆使して作られた。全長は309.4mで橋脚は41.5mの高さを有し、その規模はトレッスル式鉄橋で随一だった。規制風速の関係で遅延や運休が起きやすく、改善も検討されたものの新しく架け直すことになり、現在は保存された三本の橋脚を使用した展望施設、空の駅として生まれ変わっている。また駅でもベンチとして橋梁を使用。
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27位
大石良雄宅跡
忠臣蔵の中心人物、大石内蔵助こと大石良雄の邸宅跡。忠臣蔵のふるさと、大石神社の境内に間口28間、奥行45間、畳数にして308畳の広大な邸宅があったといわれている。享保14年(1729)に建物の大半が火災で焼失するも、現存する長屋門だけが焼失を免れ現代に受け継がれている。浅野内匠頭の刃傷事件の際、知らせを持って駆け付けた早水藤左衛門と萱野三平の二人が叩いたと伝わる門だ。庭園と屋敷跡は数少ない江戸時代の建築として国史跡に指定されている。
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28位
化粧櫓
姫路城大手門前停留所から徒歩で約5分。姫路城内西の丸から門を抜け大天守へと向かう手前にある櫓で、千姫の休息所として使われていた建物。そのことから、この名称や化粧の間と呼ばれるようになったとされる。桃山風書院造りとなっていて、天守と同じ白漆喰の壁に部屋の間を襖で仕切るなど、非常に過ごしやすい空間になっていた。千姫の化粧料を使い、彼女の為に城主の忠刻が建てたという。
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29位
旧坂越浦会所
山陽自動車道・赤穂ICから東へ15分ほど走った先にある史跡。坂越港と千種川とを結ぶ中心通りを下りきった場所にかつて会所や藩主専用の休憩所として使われていた屋敷が佇んでいる。2Fにある「観海楼」と呼ばれる部屋は藩主専用に使われていた部屋。一段低くなった小部屋の窓越しに美しい坂越港を眺めることができる。天保2年-3年(1831-1832)に行政や商業などの事務をとるための村会所として建築された建物だ。明治時代までは赤穂藩の茶屋としての役目も果たしていた屋敷は、平成4年(1992)に赤穂市有形文化財に指定されている。
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30位
姥が石
姫路城大手門前停留所から徒歩で約5分。姫路城乾小天守の北側の石垣の中にある石臼で、大きく欠けたものが間詰め石として利用されているのが見える。石垣を築くための石が集まらずに途方に暮れていた羽柴秀吉の元へ、その噂を聞きつけた老婆が自ら使っていた石臼を寄付し、そのまま一部に組み込まれた。これをきっかけに石が集まるようになり、城が完成したという伝説が残されているが、実際に何故使われたのかは不明。石垣が崩壊しないようにとの説もある。
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