その他の史跡/建造物・鹿児島県ランキングRANKING
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1位
黒神埋没鳥居
大正3年(1914)の桜島大爆発の際、大量に噴出した火山灰・軽石は、上空8000m以上まで上昇し、黒神一帯を埋め尽くした。もともと3mもあったといわれる原五社神社の鳥居は、上部約1mを残し埋没。住民は鳥居を掘り起こそうとしたが、当時の村長が大噴火の記念物として、後世に残すことを決めた。昭和33(1958)年県の文化財に指定されている。
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2位
南洲公園
中央駅から車で約17分のところにある西郷隆盛ゆかりの墓地。昭和52年(1977)、西郷隆盛没後100年を記念して建設された「西郷南洲顕彰館」に隣接している。墓地には明治10年(1877)西南戦争で自決した西郷隆盛始め戦死した薩摩軍兵士40名が弔われたが、後に各地で散った薩軍の兵士の遺骨が集められ、計2023人が埋葬されている。また墓地の北隣には、戦没者を祀る南州神社が鎮座。南洲墓地は昭和30年(1955)に鹿児島県指定史跡に登録されている。
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3位
赤水展望広場・叫びの肖像
鹿児島市桜島赤水町の「赤水展望広場」内にあるモニュメント。平成16年(2004)に桜島で行われた長渕剛氏によるオールナイトコンサートを記念したもの。桜島溶岩を用いて会場跡地に制作され、ファンの聖地となっている。
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4位
吾平山上陵
地元の人々から「あいらさんりょう」と呼び親しまれている皇族陵で、鹿児島の「神代三山陵」の1つとして知られている。川沿いにある約500mの参道は、緑豊かな美しい景色と澄んだ空気が広がっており、伊勢神宮に似ていることから「小伊勢」とも呼ばれている。また、春や秋は桜や紅葉の名所としても有名で、多くの見物客で賑わっている。
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5位
大久保利通銅像
JR「鹿児島中央駅」より徒歩約5分にある約4.3mの銅像。明治維新の3傑と言われた「大久保利通」の没後100年記念として、彫刻家の中村晋也氏が制作した。銅像の視線の先には、故郷の「加治屋町」「甲突川」があることで知られている。また足元には、大久保利通の暗殺と共に亡くなった馬車夫と馬の像も彫られている。
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6位
西郷南洲流謫跡
西郷隆盛が奄美大島での潜居を命じられ、約3年余りを過ごした木造家屋。現在は奄美での妻・愛可那氏の子息が管理する私有地であり、資料館として有料で一般公開されている。家屋内は、西郷隆盛の経歴や直筆の書、愛可那氏の石碑など貴重な品を展示している。そのほか、「勝海舟」が寄せた碑文が彫られた石碑も建てられている。
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7位
西郷隆盛銅像
江戸城無血開城や明治新政府樹立など、明治維新に最大の功績を残した「西郷どん」。そんな西郷隆盛の銅像があるのが、鹿児島市内の「城山」だ。県内最大の繁華街・天文館から徒歩圏内にあり、多くの観光客が訪れる。
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8位
鹿児島県歴史・美術センター黎明館・鹿児島城(鶴丸城)跡
別名「鶴丸城」とも呼ばれる、慶長6年(1601)頃に島津家久が築いた城である。天守閣を持たない屋形づくりの城であった。現在は石垣やお堀が遺っており、本丸跡には鹿児島県歴史・美術センター黎明館が、二の丸跡には鹿児島県立図書館や鹿児島市立美術館などが建っている。2020年には、国内最大級の城門「鶴丸城御楼門」が復元された。
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9位
入来麓武家屋敷群
中世の鹿児島県には山城が多く、江戸時代の薩摩藩はこれらの近くに「外城」と呼ばれる行政区画を設け、「麓」という集落を作り、武士を住まわせた。これらの武士は「郷士」と呼ばれ、武芸と農業に従事した。薩摩藩は武士の数が多く、人口の4分の1が武士であったため、領地を分割し、武士を分散させる「外城制度」を採用した。藩内には120か所の「麓」があり、そのうち12か所の武家屋敷群が2019年(令和元)に日本遺産「薩摩の武士が生きた町」に認定された。
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10位
赤尾木城文化伝承館 月窓亭
1745年(延享2)に羽生能貴が建てた武家屋敷「赤尾木城文化伝承館 月窓亭」は、種子島の名家・羽生家の屋敷で、武道や茶道などの修業が行われた。1886年(明治19)には、27代島主・種子島守時が迎え入れられ、「お屋敷」と呼ばれるようになった。2000年(平成12)に西之表市が購入し、2010年(平成22)に市の文化財に指定され、種子島の文化伝承やおもてなしの場として開館した。
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11位
ドラメルタン号漂着之碑
島の南部に広がる「前之浜海浜公園」内の碑。8kmにわたって続く白い砂浜の一画に「ドラムエルタン」と刻まれた巨大な碑が立っている。種子島南方海上は古くから海難事故が多く、台風期には多くの難波船が漂着していた地域。明治27年(1894)にイギリスの帆船「ドラメルタン号」が漂着した際島の人たちは彼らを手厚く介抱し、交流を深めたという。種子島の特産物「インギー鶏」はこの時の船員からお礼に贈られた鶏だ。建立には、鎖国から覚めたばかりの日本で起きた心温まる物語として語り継がれるようにとの願いが込められている。
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12位
大久保利通生い立ちの地
「維新の三傑」と称される大久保利通が、西郷隆盛と同じ郷中で育った場所。鹿児島中央駅から徒歩約10分の甲突川沿いに記念碑と碑文が立っている。憲法発布に伴う大赦令で西郷隆盛の賊名が削られ正三位の追贈を受けたことがきっかけとなり、明治22年(1889)に二人の旧宅地に記念碑が建立された。立案に際しては記念碑と碑文を全く同等に扱うこと、同種同数の樹木を植えることなど、顕彰を平等に扱う配慮がなされている。
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13位
西郷隆盛・従道誕生地
大久保利通、木戸孝允と並んで「維新の三傑」に数えられる西郷隆盛とその弟・従道が青年時代までを過ごした場所。鹿児島中央駅から歩いて10分ほどのところに「西郷隆盛君誕生の地」と書かれた石碑が立っている。弟の従道は明治維新後に数々の大臣を歴任した人物。戊辰戦争に参加した後に海軍に移り、わが国最初の元帥・海軍大将、初代海軍大臣を務めた。
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14位
私学校跡
明治6年(1873)、政変で下野した西郷隆盛によって創設された私学校跡。一緒に官職を辞して帰郷した青年たちのために銃隊学校と砲術学校からなる私学校を設立。その後明治9年(1876)頃には県内すべての郷内に分校が設立され、青少年の多くが学んだといわれている。元々は国難に際しての兵士養成が目的だったが、旧士族の不平不満の受け皿としての役割も担うようになり、後の西南戦争へと発展するきっかけになったといわれる場所だ。西南戦争では一帯が激戦地となり、今も当時の弾痕跡が石塀に残っている。
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15位
西郷公園(西郷公園内 西郷武屋敷跡)
西郷隆盛が住んでいた武家屋敷跡。明治6年(1873)に朝鮮への使節派遣を主張したが、論争に敗れて鹿児島に戻った。それから西南戦争の起こる4年後までをこの屋敷で過ごした。建物は西南戦争時に焼失したが、明治13年(1880)に復元された。庭には当時使用されていた井戸が残されており、現在も水がたたえられている。西郷隆盛と、親交の深い庄内藩家老菅実秀との座像が建てられている。
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16位
野間之関跡
野間之関は江戸時代に二重鎖国とも言われるほど厳しい取り締まりを行っていた薩摩藩の入口となる関所。場所はJR出水駅から車で約10分のところ。江戸時代後期の学者高山彦九郎はそのあまりの厳しさに「薩摩びといかにやいかに刈萱の関もとざさぬ世とは知らずや」と詠んだ逸話も残る。現在は市指定記念物に指定。跡地には野間之関を後世に伝える石碑が建ち、今も残る古井戸が当時の面影を残している。また春には桜が咲き、フォトスポットとしても見栄えの良い雰囲気を持つ。
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17位
泉重千代翁之像
泉重千代は1865年伊仙町阿三にて生まれ、昭和60年(1985)満120歳で亡くなった、江戸時代最後の生き残りといわれる人物。昭和51年(1976)には長寿ギネス世界一に認定され、その功績を讃えるために生家のあった鹿児島県徳之島の南側に広がる田園地帯に銅像と記念館が建設された。記念館では写真や遺品などが多数展示されており、泉重千代の長い足跡を今に伝えている。
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18位
阿伝集落サンゴの石垣
喜界島空港から車でおよそ15分。ハブが生息していないことから保存状態の良い石垣が数多く残っている。現在サンゴの石垣は貴重な文化遺産として大切にされており、特に多く残っている阿伝集落は、「シマあるきコース」の一つになっている。「シマあるき」地域住民のガイドによるボランティア組織で実行されており、阿伝コースでは、民族学者・岩倉市郎の生誕の地であり、映画撮影の場所としても知られるコースを巡る。
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19位
島尾敏雄文学碑
瀬戸内町・瀬相港から車で約10分にある、文学人記念公園内。後に純文学者として著名になった島尾敏雄は、戦時中呑之浦で海軍特攻隊長だった。妻との出会いや、ここでの極限の体験が文学の原点になったといわれている。壮絶なまでの愛の高みを祈り刻んだ「死の棘」などの小説のほか、詩や随筆など多くの出版物を残した島尾は、第一回戦後文学賞や日本文学大賞、川端康成文学賞などの著名な賞を数多く受賞している。
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20位
尚子ロード記念碑
徳之島子宝空港から車で約10分。シドニーオリンピック女子マラソン金メダリストの高橋尚子選手が強化合宿を行なったことにちなんで、平成12年(2000)に建てられた記念碑。記念碑を拠点として徳之島の北側を周回する31.2kmの練習コースは「尚子ロード」と呼ばれ、徳之島の起伏の激しい地形を生かし、強靭な体力と精神力を鍛えている。全国からマラソン選手が練習に訪れ、走り込みをしている姿を見られることも。
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21位
第46代横綱朝潮太郎記念像
徳之島出身の横綱・朝潮太郎の記念像で、奄美の英雄の功績を称えて平成7年(1995)に建立された。恵まれた体格に太い凛々しい眉毛が特徴で、豪快な押し相撲で知られる朝潮太郎は、幕内優勝5回、殊勲賞4回の記録を誇る。小高い丘の上に、緑豊かな井之川岳を背景にして堂々とした姿の像が建っている。徳之島は相撲が盛んな地域で、各地に土俵がある。朝潮太郎は引退後、高砂部屋の親方として、多くの強豪力士を育てた。
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22位
清水磨崖仏群
指宿スカイライン「川辺IC」から車で約10分。仏教にまつわる史跡が数多く見られる川辺地域の中でも最大の史跡。万之瀬川沿いに高さ20m、幅400mにわたって刻まれた約200基の梵字や五輪搭、宝印搭の供養搭、仏像などを見ることができる。平安時代後期の作と推定される「大五輪搭」は、日本最大の約12mの高さがある。鎌倉時代中期の「月輪大梵字」は、その大きさだけでなく字の美しさでも日本を代表すると言われている。
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23位
トメ観音堂
指宿スカイライン「知覧IC」から車で約20分。第二次世界大戦の際、陸軍の本土最南端の特攻基地があった知覧にある観音堂。戦時中「富屋食堂(現・富屋旅館)」の女将として多くの隊員たちに慕われていた「特攻の母」鳥濱トメが、散って行った彼らを感謝の心で供養し、毎日拝み続けてきた観音像を奉っている。トメが女将を勤めていた当時の姿をできる限り留めた富屋旅館の本館内にあり、誰でも自由に参拝することができる。
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8位
鹿児島県歴史・美術センター黎明館・鹿児島城(鶴丸城)跡
別名「鶴丸城」とも呼ばれる、慶長6年(1601)頃に島津家久が築いた城である。天守閣を持たない屋形づくりの城であった。現在は石垣やお堀が遺っており、本丸跡には鹿児島県歴史・美術センター黎明館が、二の丸跡には鹿児島県立図書館や鹿児島市立美術館などが建っている。2020年には、国内最大級の城門「鶴丸城御楼門」が復元された。
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9位
入来麓武家屋敷群
中世の鹿児島県には山城が多く、江戸時代の薩摩藩はこれらの近くに「外城」と呼ばれる行政区画を設け、「麓」という集落を作り、武士を住まわせた。これらの武士は「郷士」と呼ばれ、武芸と農業に従事した。薩摩藩は武士の数が多く、人口の4分の1が武士であったため、領地を分割し、武士を分散させる「外城制度」を採用した。藩内には120か所の「麓」があり、そのうち12か所の武家屋敷群が2019年(令和元)に日本遺産「薩摩の武士が生きた町」に認定された。
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10位
赤尾木城文化伝承館 月窓亭
1745年(延享2)に羽生能貴が建てた武家屋敷「赤尾木城文化伝承館 月窓亭」は、種子島の名家・羽生家の屋敷で、武道や茶道などの修業が行われた。1886年(明治19)には、27代島主・種子島守時が迎え入れられ、「お屋敷」と呼ばれるようになった。2000年(平成12)に西之表市が購入し、2010年(平成22)に市の文化財に指定され、種子島の文化伝承やおもてなしの場として開館した。
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11位
ドラメルタン号漂着之碑
島の南部に広がる「前之浜海浜公園」内の碑。8kmにわたって続く白い砂浜の一画に「ドラムエルタン」と刻まれた巨大な碑が立っている。種子島南方海上は古くから海難事故が多く、台風期には多くの難波船が漂着していた地域。明治27年(1894)にイギリスの帆船「ドラメルタン号」が漂着した際島の人たちは彼らを手厚く介抱し、交流を深めたという。種子島の特産物「インギー鶏」はこの時の船員からお礼に贈られた鶏だ。建立には、鎖国から覚めたばかりの日本で起きた心温まる物語として語り継がれるようにとの願いが込められている。
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12位
大久保利通生い立ちの地
「維新の三傑」と称される大久保利通が、西郷隆盛と同じ郷中で育った場所。鹿児島中央駅から徒歩約10分の甲突川沿いに記念碑と碑文が立っている。憲法発布に伴う大赦令で西郷隆盛の賊名が削られ正三位の追贈を受けたことがきっかけとなり、明治22年(1889)に二人の旧宅地に記念碑が建立された。立案に際しては記念碑と碑文を全く同等に扱うこと、同種同数の樹木を植えることなど、顕彰を平等に扱う配慮がなされている。
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13位
西郷隆盛・従道誕生地
大久保利通、木戸孝允と並んで「維新の三傑」に数えられる西郷隆盛とその弟・従道が青年時代までを過ごした場所。鹿児島中央駅から歩いて10分ほどのところに「西郷隆盛君誕生の地」と書かれた石碑が立っている。弟の従道は明治維新後に数々の大臣を歴任した人物。戊辰戦争に参加した後に海軍に移り、わが国最初の元帥・海軍大将、初代海軍大臣を務めた。
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14位
私学校跡
明治6年(1873)、政変で下野した西郷隆盛によって創設された私学校跡。一緒に官職を辞して帰郷した青年たちのために銃隊学校と砲術学校からなる私学校を設立。その後明治9年(1876)頃には県内すべての郷内に分校が設立され、青少年の多くが学んだといわれている。元々は国難に際しての兵士養成が目的だったが、旧士族の不平不満の受け皿としての役割も担うようになり、後の西南戦争へと発展するきっかけになったといわれる場所だ。西南戦争では一帯が激戦地となり、今も当時の弾痕跡が石塀に残っている。
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15位
西郷公園(西郷公園内 西郷武屋敷跡)
西郷隆盛が住んでいた武家屋敷跡。明治6年(1873)に朝鮮への使節派遣を主張したが、論争に敗れて鹿児島に戻った。それから西南戦争の起こる4年後までをこの屋敷で過ごした。建物は西南戦争時に焼失したが、明治13年(1880)に復元された。庭には当時使用されていた井戸が残されており、現在も水がたたえられている。西郷隆盛と、親交の深い庄内藩家老菅実秀との座像が建てられている。
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16位
野間之関跡
野間之関は江戸時代に二重鎖国とも言われるほど厳しい取り締まりを行っていた薩摩藩の入口となる関所。場所はJR出水駅から車で約10分のところ。江戸時代後期の学者高山彦九郎はそのあまりの厳しさに「薩摩びといかにやいかに刈萱の関もとざさぬ世とは知らずや」と詠んだ逸話も残る。現在は市指定記念物に指定。跡地には野間之関を後世に伝える石碑が建ち、今も残る古井戸が当時の面影を残している。また春には桜が咲き、フォトスポットとしても見栄えの良い雰囲気を持つ。
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17位
泉重千代翁之像
泉重千代は1865年伊仙町阿三にて生まれ、昭和60年(1985)満120歳で亡くなった、江戸時代最後の生き残りといわれる人物。昭和51年(1976)には長寿ギネス世界一に認定され、その功績を讃えるために生家のあった鹿児島県徳之島の南側に広がる田園地帯に銅像と記念館が建設された。記念館では写真や遺品などが多数展示されており、泉重千代の長い足跡を今に伝えている。
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18位
阿伝集落サンゴの石垣
喜界島空港から車でおよそ15分。ハブが生息していないことから保存状態の良い石垣が数多く残っている。現在サンゴの石垣は貴重な文化遺産として大切にされており、特に多く残っている阿伝集落は、「シマあるきコース」の一つになっている。「シマあるき」地域住民のガイドによるボランティア組織で実行されており、阿伝コースでは、民族学者・岩倉市郎の生誕の地であり、映画撮影の場所としても知られるコースを巡る。
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19位
島尾敏雄文学碑
瀬戸内町・瀬相港から車で約10分にある、文学人記念公園内。後に純文学者として著名になった島尾敏雄は、戦時中呑之浦で海軍特攻隊長だった。妻との出会いや、ここでの極限の体験が文学の原点になったといわれている。壮絶なまでの愛の高みを祈り刻んだ「死の棘」などの小説のほか、詩や随筆など多くの出版物を残した島尾は、第一回戦後文学賞や日本文学大賞、川端康成文学賞などの著名な賞を数多く受賞している。
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20位
尚子ロード記念碑
徳之島子宝空港から車で約10分。シドニーオリンピック女子マラソン金メダリストの高橋尚子選手が強化合宿を行なったことにちなんで、平成12年(2000)に建てられた記念碑。記念碑を拠点として徳之島の北側を周回する31.2kmの練習コースは「尚子ロード」と呼ばれ、徳之島の起伏の激しい地形を生かし、強靭な体力と精神力を鍛えている。全国からマラソン選手が練習に訪れ、走り込みをしている姿を見られることも。
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21位
第46代横綱朝潮太郎記念像
徳之島出身の横綱・朝潮太郎の記念像で、奄美の英雄の功績を称えて平成7年(1995)に建立された。恵まれた体格に太い凛々しい眉毛が特徴で、豪快な押し相撲で知られる朝潮太郎は、幕内優勝5回、殊勲賞4回の記録を誇る。小高い丘の上に、緑豊かな井之川岳を背景にして堂々とした姿の像が建っている。徳之島は相撲が盛んな地域で、各地に土俵がある。朝潮太郎は引退後、高砂部屋の親方として、多くの強豪力士を育てた。
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22位
清水磨崖仏群
指宿スカイライン「川辺IC」から車で約10分。仏教にまつわる史跡が数多く見られる川辺地域の中でも最大の史跡。万之瀬川沿いに高さ20m、幅400mにわたって刻まれた約200基の梵字や五輪搭、宝印搭の供養搭、仏像などを見ることができる。平安時代後期の作と推定される「大五輪搭」は、日本最大の約12mの高さがある。鎌倉時代中期の「月輪大梵字」は、その大きさだけでなく字の美しさでも日本を代表すると言われている。
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23位
トメ観音堂
指宿スカイライン「知覧IC」から車で約20分。第二次世界大戦の際、陸軍の本土最南端の特攻基地があった知覧にある観音堂。戦時中「富屋食堂(現・富屋旅館)」の女将として多くの隊員たちに慕われていた「特攻の母」鳥濱トメが、散って行った彼らを感謝の心で供養し、毎日拝み続けてきた観音像を奉っている。トメが女将を勤めていた当時の姿をできる限り留めた富屋旅館の本館内にあり、誰でも自由に参拝することができる。
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